| お父さん!お父さん! | |
| どうした、ルゥ? | |
| はいっ! 今日、お父さんの誕生日なんでしょ?だから、プレゼント! |
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| そうか…今日は…。 すっかり忘れていたな…。月日が経つのは早いものだな。 ありがとう、ルゥ。これ、開けていいか? |
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| うん!開けて開けて! | |
| …これは…オルゴール…。 ……懐かしい曲だな。昔、お前たちが赤子の時、ニノがよく子守歌で聞かせていたな…。 |
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| 喜んでもらえた?だったら嬉しいな…お父さんの笑顔、見たかったから。 | |
| ああ、大事にする。 ………話さなければと思っていたんだが…。実は今日は俺の誕生日、というわけではないんだ。 |
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| えっ!そうなの?だったらお父さんの本当の誕生日は… | |
| ……分からないんだ。俺は……孤児…みたいなものだったから。 それでニノが俺に誕生日が無いのは寂しいと言って、今日を俺の誕生日だと決めてくれたんだ。 今日は俺とニノにとって特別な日だったから… 言っても余り意味の無い事だが、素直に今日を俺の誕生日だと信じて祝ってくれるお前に本当の事を知って欲しかったんだ。 |
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| お父さん… 教えてくれてありがとう。でも、今日はお父さんの本当の誕生日じゃなくてもお父さんとお母さんにとって大切な日なんだよね! 僕もお父さんに「おめでとう」って言える日があって嬉しいんだ…おめでとう、お父さん! |
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| ……似てるとは思っていたが、ルゥはニノに良く似てきたな…。外見も内面も…。 | |
| ほんと?やっぱり僕、お母さん似かな? | |
| ああ、そっくりだ。特にその目と髪の色…。 俺はお前たちが生まれる時、そこだけは似て欲しいと思っていたんだ。 |
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| え?どうして?どうしてお父さんは僕とレイがお母さんに似て欲しかったの?ぼく、お父さん似が良かったのに… | |
| いや、俺はこの赤い髪と目が好きではないんだ。不吉だ…まるで血の色のようで… | |
| そんなことないよ!お父さんの目と髪の赤、血の色なんかじゃないよ!僕大好きだもん! | |
| ルゥ……。 | |
| ねえねえお父さん、僕、弟か妹が欲しいな…お父さんに似た赤い目と髪の。 きっとその子はお父さん譲りの赤が気に入ると思うんだ。 皆もその子のこと大好きで…ね、いいでしょう? |
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| 俺に似た子…か。 ……そうだな、良いかもな。 母さんに相談してみるか…。 |
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| うん、相談して!お母さんもきっと賛成してくれるよね?楽しみだなあ…お父さん、頑張ってね! | |
| …………。 |